ABCDBLOG・ヒマナトキヨウノヨミモノ

小説家ABCDが注目するあれこれについて短くコラムやエッセイを書いています。面白い、楽しいものばっかり・・・のはずです。

ノンジャンル、世の中のあれこれに注目! (2)【果て、について思ふ・その2】

日本の北の果て

前回の続きです。最後は北、北の果ては北海道の稚内市、宗谷岬です。地図で見るとここは文句のつけようがない日本の果てです。稚内市までは東京から、いやい鹿児島からだって鉄道で行くことができます。稚内駅から宗谷岬までは路線バスが走っています。宗谷岬でバスを降りると日本最北端の地、と表面に書かれた碑が目の前に立っていて右手には最北端食堂というなんとも地の利を生かした名前の店の看板が見えます。

いかにも果て、って感じです。ああ私も日本の果てまで来たんだなとしみじみ感慨にふけっていると、今さっき降りたバスの乗降口のドアが閉まって次のバス停へ走り去ってしまいました。

そうなんです。宗谷岬バス停は路線バスの終点ではないのです。海岸線に沿ってぐるっと走っているのでバス路線的にはまだまだ先があるのです。なんかガッカリします。

本物の果て感

あぁ、もっと本物の果て感を味わいたい。帰りの、行きに乗ったバスが折り返して来たのでしょう、同じ顔の運転手さんが運転するバスの中で私は考えていました。そのあと私は数カ所の果てっぽい場所に旅行してみたのですが、その結果、日本で一番果てっぽい場所を見つけることができました。

それは珠洲市の、のろし灯台です。ぱっとどこのことかわかった人は大したものです。珠洲市ののろし灯台は石川県にあります
。小松空港まで飛行機で行って、もちろん金沢駅まで北陸新暗線でもいですし、サンダーバードでも構いません。あとはレンタカーを借りて延々まっすぐ能登半島の中を進んでください。進んでで進んで進んで、私が行ったときは途中に何軒も何軒もサークルKがありました。中部地方のコンビニと言えばサークルKと知識として知ってはいましたが、まるでヘンデルとグレーテルが森の中に残したパン屑のように途切れることなくぽつぽつ現れ続けます。

そして、数時間走り続けた末ついに道が終わります。この先は歩くしかありません。クルマを停め、正面の先に小さく見える灯台を目指して歩きます。10日15分くらい歩くとその細い道も終わります。灯台の横の崖の手前に立っています。もうこの先に道はありません。海です。日本海です。眼下に船が数隻泊まっているところが見えます。
「果てまで来たなあ」

両手を大きく広げて深呼吸しながらつぶやいたときのあの達成感、充足感、他の場所では決して味わうことができないものでした。果てに興味のある方、ぜひ1回お試しください。
(この記事終わり。(3)の内容については今のところ未定)


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