ABCDBLOG・ヒマナトキヨウノヨミモノ

小説家ABCDが注目するあれこれについて短くコラムやエッセイを書いています。面白い、楽しいものばっかり・・・のはずです。

テレビ番組と動画サイトに注目! (10)【年末年始のテレビ番組2018-2019・その3】

ザ・ベストテンの年間1位

前回の続きです。レコード大賞は昔からTBSで放送されています。かつてザ・ベストテンというすごく人気のあった歌謡曲のヒットチャート番組も同じTBSで放送されていました。

1979年~1989年はそのザ・ベストテンでも年間1位というレコード大賞における大賞みたいな曲が発表されていて、レコード大賞と一致したり(ルビーの指環、北酒場、矢切の渡し)一致しなかったりしていました。同じ歌手の別の曲(Winkの愛が止まらないが年間1位で寂しい熱帯魚がレコード大賞)とか、同じ事務所の先輩後輩(ともにジャニーズ事務所の田原俊彦の抱きしめてTonightが年間1位で光GENJIのパラダイス銀河がレコード大賞)とか、いろんな年がありました。

ザ・ベストテンの年間1位は毎週発表される週間チャートの結果(レコードの売上、ラジオ、有線放送、番組へのリクエスト、の4要素を集計したもの)を1年ぶん合計したものですから客観的な感じがします。それとレコード大賞の大賞が一致しない年が結構あるということがそもそも・・・同じテレビ局で放送されているのにどうしてそんなことになっていたのでしょう。

受賞できない曲

外国の曲はレコード大賞を受賞できません。どんなにヒットしてもノミネートされる(優秀作品賞または金賞になる)ことすらありません。かつてダニエルブーンのビューティフルサンデーという曲が日本国内売上約200万枚という大ヒットになったことがありましたが大賞に選ばれないことはもちろんノミネートもされませんでした。正式名称が“日本”レコード大賞ですから当然と言えば当然です。

ちなみに、外国の曲以外にも受賞できない曲はあります。前年度に発売された曲もダメです。つまり、売れはじめるまでに時間がかかったいわゆるロングセラーヒットはノミネートの対象外になってしまいます。竜鉄也の奥飛騨慕情は1980年6月に発売されて翌年になってからヒット、1981年のオリコンの年間チャート2位になるほどでしたがノミネートされませんでした。30年くらいかけて約200万枚売れた山下達郎のクリスマスイブもノミネートされたことはありません。

他に、以前はデビュー1年めと2年めもダメというジンクス、あるいは不文律がありました。つまり大賞を受賞できるのはデビュー3年め以降ということです。デビュー直後にいくら曲がヒットしてもキャリア不足でレコード大賞は受賞できないという状況が第29回(1987年)まで続いていたのですが、第30回においてデビュー2年めの光GENJIがパラダイス銀河で大賞を受賞したのです。しかも翌年の第31回もデビュー2年めのWinkが淋しい熱帯魚で大賞を受賞、さらにその翌年の第32回はついに1年めのBBクイーンズがデビュー曲の踊るポンポコリンで大賞を受賞しました。若手でも新人でもレコード大賞が取れる時代が来たように思われました。

ところがこの翌年以降現在まで28年間、新人や2年めの若手による大賞受賞はありません。デビュー曲が大ヒットする歌手はいつの年代だってときどきいますが、何かが変更されたのか、よくわかりませんが変な感じがします。

ところで、毎年ではないのですが大賞発表の直前に「金賞(優秀作品賞)の10人に最優秀新人賞の人を加えて(最優秀歌唱賞の人は除いて)その中から大賞が選ばれます」とアナウンスされることがあったように私は記憶しています。しかしながら最優秀新人賞と大賞の同時受賞はいまだかつて1回もありません。BBクイーンズがデビュー曲で大賞を受賞した年も最優秀新人賞は別の人が受賞しました。これも変な感じです。次回も続けます。

 

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